東京グラフィックス 会員・賛助会員各位
平成24年9月1日 「防災の日」に私達東京グラフィックスは、業界初のBCP(事業継続計画)宣言を採択しました。
昨年の3.11から一年半が過ぎましたが、被災地は復旧が未だ十分に進まず回復の兆しも満足とは言えない状況にあるようです。そんな中 “3.11の風化”が取りざたされております。今回私達は、3.11からの教訓に学び今後に備えようと考えました。そして業界をあげて取り組む課題であると認識を新たにしております。
第一に自然災害への認識の捉え直しと、複合災害への不備・不足の防災対策の現状把握。そして、災害大国と言われている我が国の防災対策の不備等について、企業人として改めて自らの命はもとより事業に関係するヒト・モノに対して、急ぎBCP事業継続計画の策定の必要性を強く致しました。
現在、国並びに関係機関からインフルエンザ等伝染病対策や首都直下型震災への準備。さらに南海トラフ地震等による広域災害対策等が求められています。
しかしながら、私達はこれら自然災害に対して“正しく恐れ、出来る減災と守るべきものの選択”を、急ぎ行う必要性を強く認識をしました。
今回会員及び賛助会員の皆様には、改めて本会が採択したBCP宣言へのご理解と今後推進される諸施策にご協力を賜りたく考えております。
また平成25年4月より当会は公益社団法人へ移行いたしました。その活動の一環として各社におかれましてもBCP計画を立案、実行へ移され、危機管理の準備を進めてください。このBCPは企業規模の大小に関わらず、必須の要件であると確信しております。皆様とともに“事業継続は最大の地域貢献”とも言われているように、災害時の事業復興に十全な対策をと考えております。
今後、事前・事後対策を含め《自助・共助・公助》の三助の実践を通して、当会は地域貢献の先導を果たしたいと考えております。ここでは、事前チェックリスト、各社で用意願う事業継続計画書等をお送りいたしますので、是非ご活用下さい。なお、データは当会HPにも掲載いたしますのでご利用下さい。
改めて会員・賛助会員各社のご協力をお願いたします。
公益社団法人 東京グラフィックサービス工業会