富士ゼロックス エピセンター見学会

2004年9月22日に恒例となりました勉強会を品川駅港南口の品川インターシティにある富士ゼロツクス　「epicenter」(エピセンター)で行いました。

エピセンター（http://www.docu-plaza.com/epicenter/open.html）は富士ゼロックスが2004年9月１日に、デジタルプリンティングに関する新たな付加価値の提供と、さらなる印刷ビジネス時代を切り拓く発信基地として開設されました。

そこで、先日発売されたばかりの最新カラーオンデマンドプリント機「iGen3」（http://www.fujixerox.co.jp/release/2004/0506_igen3.html）を中心に6つにゾーン分けされたエピセンター内を見学させていただきました。

iGen3の感想としては、第一印象は「大きい」の一言です。だいたい横7m・高さ2.5m・奥行2mほどあり、今の印刷会社でそれだけの大きさを置けるところを探すだけでも大変だと思いました。機械内部には空調もそなえており、機械本体だけでなくそれのための工事も結構大変です。ただ、最新機種というだけあり品質は良く、用紙斤量も60gsm〜350gsmまで対応しており、用紙サイズも印字可能領域で361×519mmとほぼB3サイズまでで、レザックなどの用紙にも対応しており、本当の意味で次世代カラーオンデマンド機といっても過言ではないような気がします。

エピセンターのほかのゾーンで参加者の目を引いたのは、デジタルワークフロー支援Webサービス「インターグラフィック」（http://www.inter-graphics.net/index.html）です。基本コンセプトは企業とエンドユーザーとのコミュニケーションをWeb上で図るための支援サービスで、富士ゼロックスの他に富士写真フイルム・アドビなど6社が協力して行っております。今回拝見したのはそのサービスの一環で「Web上で出力環境に合わせたRIPを行い、どこで出力してもほぼ同じ色が再現できるようにする」というものです。出力対応機種がまだ少なかったりしますが、実現すれば今までの色校正の持ち運びの手間などが省け、遠隔地ともデータのやりとりだけで済むという利点があります。

これには参加者の皆さんが興味を持ったため、もう少し詳しい勉強会を別の日に改めて行なうことにします。今回参加できなかった方も次回の参加をお待ちしております。

（文：コンゴー商会・平原真敬）