文京支部・環境委員会合同勉強会(工場見学会)報告
2006年1月28日(土)に、新年初となります支部行事を環境委員会と合同で工場見学会という形で行われました。
今回は支部会員であります(株)越川洋紙店の越智社長に尽力賜り、北越製紙株式会社関東工場(千葉県市川市)様を見学させていただきました。
昨今、企業の環境に対する意識や取り組みが注目されています。印刷会社でも廃液処理や残紙処理など、環境へのローインパクトを意識せざるを得ない状況になっています。特に印刷用紙に関することは、とても身近なテーマであり、知識として持っていることが大切なことだと思います。
北越製紙(株)様では、環境問題が注目を浴びる前からリサイクルペーパーの必要性を認識し、積極的に再生工程の生産ラインを整えてこられました。今回はそのリサイクル工程を見学させていただけるということで、貴重な体験をさせていただくことになりました。
参加者は、文京支部より13名、環境委員会から7名、東グラ事務局から3名、合計23名の大人数となりました。早朝9時30分にJR市川駅に集合していただき、徒歩にて北越製紙(株)関東工場様へ向かいました。工場見学に先立ち、まずは担当者様より用紙製造のフローシートのレクチャーをしていただき、続いて古紙処理プロセス(脱墨・洗浄など)のレクチャー、最後に北越製紙(株)様の環境問題への取り組み(森を増やす植林活動や里山活動など)のお話を賜り、実際の作業を見させていただく工場見学へと移りました。
用紙の製造工程だけではなく、リサイクルペーパーのための廃紙回収や排水処理など、随所に環境に対する取り組みを見ることが出来、大変勉強になりました。
工場見学の後は、参加者から活発な質問もあり、盛況のうちに工場見学会は終了いたしました。
その後は、場所を市川グランドホテル内のレストランに移し、参加者全員でランチバイキングによる懇親会が行われました。約5時間のスケジュールでしたが、滞りなく進行できましたこと、幹事としてホッとしております。今回、冒頭にも申し上げましたが、(株)越川洋紙店の越智社長に多大なお力をお借りしまして、本当に感謝しております。また、北越製紙(株)関東工場の皆様にも、多忙な業務の中、貴重な時間を費やしていただき、ありがたく存じます。感謝申し上げます。
(文:旭洋社・山下英作)