平成18年度　文京支部　第１回勉強会　「日本における印刷産業の将来市場予測」

日時：2006年6月6日(火)
場所：文京区民センター
講師：吉岡 新 氏

今の時代はとにかく5年後・10年後なんて先は見えるわけもありませんが、日本印刷産業連合会(日印産連)がこのほどまとめた「日本の印刷産業＜将来市場規模＞予測」をもとに報告書作りにも携わった文京支部会員であり東グラ副会長でもある吉岡新氏に講師をお願いしました。

米国と日本のGDPと印刷出荷高の推移とその時代背景、顧客からの支給データによる組版代の現象、事業所数・従業員数の推移、将来の印刷市場規模の予測など報告書を読むだけでは判らないことを一つずつ説明していただき、理解しやすいセミナーでした。

報告書の見解では、10数年続いた不景気もようやく底が見え始め、印刷市場規模としては今後右肩上がりになるのではないか？との予測です。ただ、落ち続けている料金に関しては急には上がるわけもないので、効率アップなどの企業努力が必要なようです。

どちらにしても「仕事がない」「こんな値段じゃ出来ない」などと嘆くよりも勉強し特徴を持った会社作りをしていかなければならないことをこのセミナーに参加して思いました。まだまだ勉強不足の自分がいることに歯がゆい思いをしています。
(文＝平原真敬)