2024年 年頭所感

公益社団法人東京グラフィックサービス工業会
会長　原田 大輔

 

　あけましておめでとうございます。旧年中は、当会に対しご理解とご協力・ご支援を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。
　まず、元日に発生した能登半島地震において亡くなられた方にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。

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　さて、昨年は新型コロナが5類に移行し、総会懇親会や業界諸先輩感謝の集いなど、4年ぶりに会員の皆さまと対面でさまざまな行事を行うことができました。皆さまとともに楽しい時間を共有し、東京グラフィックスの“良さ”を確認しました。いよいよポスト・コロナを迎え、“東グラに行けば、いつも何かやっているよね！”と感じていただけるよう、様々な活動を再開・加速します。
　まず、公益目的事業として個人情報保護の取り組みを行うとともに、都民へのグラフィックサービス技術の提供および啓発、雇用の安定および人材の育成、公害防止・資源リサイクルの研究に取り組んでいきます。
　会員企業の経営に資する活動としては、“会員企業の体力強化”を目的とした経営者向・従業員向けの様々なセミナー・勉強会を開催します。会員間のビジネス交流の場として「ビジネスマッチング・サロン」も引き続き開催します。また東京グラフィックスは、(公財)東京しごと財団の令和5年度団体別人材確保オーダーメイド型支援事業の支援団体に選定されました。これによりDX時代・賃金上昇時代における、グラフィックサービス業界の人材の確保・育成・定着にかかわる課題解決に向けた事業を展開していきます。
　さらに、会員相互間の交流をさらに広げ深めるための事業である「東グラ公認サークル制度」について、より多くサークルが結成されるべく広報活動にも力を入れていきます。
　共済会も、かつての元気な会員交流活動が戻ってきました。今後も会員企業の皆さまの福利厚生事業の一助となるべく「潮干狩り」「演芸鑑賞」「バスツアー」「ボウリング大会」等充実したものにしていきます。
　そして、来年2025年にはジャグラ文化典・東京大会が開催されます。これを受けて実行委員会を立ち上げ、全国のジャグラ会員をお迎えする準備に入ります。
　今期の東京グラフィクスは会員企業の経済基盤強化に資する活動に加えて、グラフィックサービス領域の新たな会員を募り、会員の皆さまのビジネス交流にも注力していきます。一社一社では難しいことも組織力で連携し、それぞれのビジネス拡大と新時代への適応のために、皆さまとともに前進していきます。そして「東グラ会員であることでチャレンジとチャンスを手に入れるきっかけができた」という声が聞こえてくるような、そんな一年にしていきます。会員同士のコミュニケーション・ネットワーク・結束力で私たちの足元を明るく照らし、会員企業それぞれが躍進極まる最高の一年にしていきましょう！

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　今年の干支は「甲辰（きのえ・たつ）」です。甲は十干の一番目、物事の始まりを意味し、辰は陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長するといわれています。長いコロナ禍の間に様々耐え忍んできたことを挽回するために、一気に良い方向に力を使い躍動させる時がやってきたのだと確信します。
　最後に会員・賛助会員・業界関係者の皆さまには引き続きお力添えをいただきますとともに、皆さまのご健康とご隆盛を祈念して私の新年のご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。